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バレエの心技体

心技体(しんぎたい)とは、心(こころ)技(ぎじゅつ)体(からだ)全てバランスが整ったとき、最大限の力が発揮できるという教訓のこと。

このブログを読んでバレエの心技体への理解が深まると、メンタルが強くなり、 大事な時に持てる力以上のものが 十分に出せるようになります。

あなたはバレエを続けて行ってどうなりたいですか?

  1. バレエでプロになりたい
  2. バレエ留学したい
  3. バレエ団に入りたい
  4. 外国のバレエ団に入りたい
  5. バレエコンクールで1位を取りたい!
  6. 出来る事なら一流のバレエ団の プリマになりたい。

でもそんな夢のような話、私にはとても…と、考えてしまったりしませんか?

私は、牧バレエ団入団。
その年の12月にバレエ開始1年で「くるみ割り人形」の主役に抜擢。その後、「白鳥の湖」全幕のジークフリード王子、「眠れる森の美女」全幕のデジレ王子、「ジゼル」全幕のアルブレヒト等の主役を踊る。
第2回埼玉舞踊コンクール第1位金賞。
第1回世界大屋バレエコンクール銅メダル受賞。
牧阿佐美バレヱ団ヨーロッパ公演に参加し、3ヶ月間イタリア、フランス、ロンドン、イスラエルを廻る。また、第1回、第2回のアメリカ世界バレエコンクールにパートナーとして出場した経験を持ちます。

自らも大きな舞台を経験し、大勢のプリマ、ソリストを育ててきました。
そして、バレエができる人には共通点があると気づいたのです。
それは、『バレエに熱い情熱を傾けている。』ということです。

そして、『取り組み姿勢』。そう、日々研鑚していく心掛けが必要です。優秀な経歴を持ち、能力が高くてもそれだけで バレエの世界で プリマ、ソリストになれるかどうかは保証されません。大勢のプリマ、ソリストを育ててきた私だからわかる、バレエにとって大切な【心技体】を習得すれば夢ではなくなるのです。

資質があっても、開花できない ダンサー を
私は数多く知っているからこそ教えられる

私の教え子たちは、今、世界で活躍しています。ロシアの ウラジオストックの プリモルスキーバレエ団で 主役を踊っている永瀬ありながその中のひとりです。また、アメリカの ユージンバレエでプリンシパルをしている山口浩輝もそうです。
彼らは、私の教えを忠実に守りました。

なのであなたも今から伝える事を真摯に守れば、きっと彼らの様になれるはずなのですよ。

『心』はビジョンを描き達成するまでやり抜く心。

バレエ人生を生き抜く上で、一生涯、順風満帆というわけにはいきません。様々な壁があります。挫折しては立ち上がることの繰り返しです。挫折したまま、立ち上がれなければ成長もストップし、そこでバレエ人生が終わってしまいます。
だから、挫折は克服することに意義があります。
挫折する度に強くなり、克服する度に人間としての幅が広がっていく、と考えられるようになれば、苦労や困難も前向きに受け入れて、ますます磨きがかかっていくというものです。
『心』とは精神力を磨くことです。
『諦めない気持ち』『現状に満足せず常に高い目標を掲げ挑み続けること』
壁が立ちはだかる度に超えるまでやり 抜くこうという自分に負けない気持ちと言えるのではないでしょうか

『技』熱い情熱がよりテクニックを磨いていく。

バレエの世界では、技術を身につけるほど能力が発揮されていきます。
技術といえば、とかく回転や ジャンプ も大事ですが、周囲を明るい雰囲気にする、リ-ダ-シップがあるなど人間的な能力も重要なスキルです。
そうすることで周りがあなたをプリマにしてくれるとおもいます。

バレエができる人には共通点があります。
それは、『バレエに熱い情熱を傾けている。』ということです。
その情熱が凄いエネルギ-となって、周囲に活力を与え回りを活性化します。
与えられた ポジション に安住せず絶えず 次への進歩 を創造します。
だからこそ結果として『プリマバレリーナ』として評価され その地位を高めていくことができるのです。

一方技術を磨けない人は、『バレエに情熱が少ない。』と 思います。
『技』を磨くためには、『情熱』がなければ身につけることはできないと云うことがお分かりでしょうか。
『情熱』が持てない理由は様々だと思います。
しかし、その根本は『バレエとは、単に生きる手段、として捉えるのではなく、自分の『生き方』』として捉ええることに目覚めない限り、周りに原因を求める結果にしかなりません。
その境地に達することによって、そこから『技』に磨きがかかってくる、ということが云えるでしょう。

『体』日々の地道なレッスンに取り組む姿勢。

バレエの世界では、体力に恵まれた バレエダンサー が必ずしも優れた結果を残しているとは言えません。
資質があっても開花できない ダンサー を私は数多く知っています。

そこには、様々な理由があると思われますが、舞台でいい結果を残すダンサーは、公の目に見えないところで練習や稽古に精進していることの中にその秘密が隠されています。

それは、『取り組み姿勢』にあるといえるでしょう。
練習量の多い、少ないも大切な要素ですが、それに加え『練習の質』が更に大切な要素となります。
その両面がかみ合ってこそ、 舞台の上での 成功を成し遂げていくものだと思います。

その原点となるのが『取り組み姿勢』です。『取り組み姿勢』は挨拶や返事など『礼』から生まれる、というと意外な感じを受ける人がいるかもしれません。
私はバレエの内弟子時代、 毎日 稽古場や庭の 整理整頓、清掃から始まり、 10人あまりの人の食事作りや 後片付け、 時に 保護者 の代わりとしての 授業参観などをさせていただきました。

レッスンというよりもほとんどがそういった仕事でした。

牧阿佐美先生の お母様の橘秋子先生に
( もちろん大きな声で率先して挨拶をすることが)練習以前の事として鍛えられました。

橘先生は お年を召されていたせいか 寝るのは 夜中の2時ぐらいで 起きられるのは 5時ぐらいでした。だいたい3時間の睡眠で 先生が寝られてから私は寝て先生が起きられる 前に起きると言う内弟子としては当然な生活をさせていただき日々2時間ぐらいの睡眠で 過ごさせていただきましたがその時の 培った体力や 睡眠のいらない体が今はとても役に立っております 。

今のような体力と根性や挨拶 そしてマナーや作法の小笠原流を学んだり滝に打たれたり座禅を組んだり などなど たくさんのことを学ばせていただきました。

辛いというよりは とても勉強になったことだけで今にして思えば 楽しい嬉しい思い出として 残っております。

これは いわゆる『修行』です。
厳しい練習に耐えていくためには、修業時代を通じて『取り組み姿勢』を培うことが基本だからです。

今の時代にこういうことができないというのはとても 残念に思います。

バレエの世界において
『体』とは、バレエに耐えうる体力造りもその一つではありますが、
バレエ界では『身長』『 手足の長さ』『 顔立ち』『 turn out』 などの体の条件も 当たり前ですが『体』と考えられます。

優秀な経歴を持ち、能力が高くてもそれだけで バレエの世界で プリマ、ソリストになれるかどうかはわかりません。

その後は、本人の『取り組み姿勢』と それを受け入れるバレエ団の 対応 が大きな分岐点となるのです。

恵まれた体力や能力に甘んじることなく、その バレエ学校、 バレエ団 でのトップとなるには、やはりバレエの世界に見られる小さい頃 からの お稽古事に 留まらず、深く 厳しい 学ぶ 精神を参考にして日々研鑚していく心掛けが必要だと思います。

その基本の上に立ってこそ、能力が向上していくものだといえます。

『心・技・体』全てのバランスをもって人格が形成される。

『心・技・体』は血のにじむような努力で心身ともに鍛え抜いてその領域に到達したことでその風格が 出てくるのだと思います。

私たちは、生まれながらにして、それぞれに資質や才能が与えられています。大切なことは、『心・技・体』を磨くことに精進し、その人なりに人格の完成に向かうことが 大切だと思います。

『心・技・体』とは、人格を磨き上げるための日々の修業だといえます。

心技体とその完成がお分かりになったところで
どうしたら解決できるかを お話ししましょう

まずは心 まずはどうなりたいかを 自分の 目標として 見つけることです。
そしてそのために 何をしなきゃいけないかを考えて、 始めるんです
具体的な例は
先ほど話した 永瀬アリナや 山口浩輝の 現在です。

私はこれらを日々この二人に 行動や体験として 伝えたのです。

その結果が今の二人です。

今日のブログでは、メンタルが強くなり、 大事な時に持てる力以上のものが が 十分に出せるようになるために、【バレエの心技体】を習得しよう。というお話をしました。

もしあなたが、一流のバレエ団の プリマになりたいけれどこれ以上どうしたらよいのか相談する方がわからなければ、一度ご相談ください。

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