バレエの稽古場
過去にバレエの稽古場を 二つ作っている
どちらも同じく京王線の一つは桜上水
一つは下高井戸と どちらも京王線である
やはり教室をやる場合に
稽古場があるとなしで
大きな違いがある
自由に稽古場が使えるというのみならず
24時間稽古場を使えるし
稽古場を貸すこともできるし
住まいのそばであれば
遠くに稽古場に行く必要もなく
自分で稽古も出来れば
自分の仕事としての稽古場も使える
貸し稽古場をやるというよりメリットは多い
まあただそこに安穏としてしまって
集客などを曖昧にしてしまう
可能性はなくはない
でもそれ以外のことは ほとんど
マイナスはなくプラスばかりだ
稽古場の広さも 都内においては
30坪あればそこそこ十分かなーと
通し稽古や特別に という時には
もっと広くてもいいが
諸事情を考えれば
つまりお金だ
それぐらいが使い勝手も良く
いろんな意味で ベストといえよう
またその稽古場の形というのも
クラシックバレエにおいては
長方形の形が望まれる
男子のジュツテマネージとかを省けば
ほとんどがそれで足りる
天井の高さは 3.8 M ぐらいあれば
ベストである
それ以上あまり広すぎるのも
何か空間の中で踊っているというより
体育館の中で踊っているかのような
あまり ジャンプも飛んだと思えないし
一番 それぐらいが一番いいと思っている
バーの高さも 一本のみでなく
80 CM ぐらいを 基本とし
子供用はよりも 15 CM ぐらい低く
大人といえども
ちょうどおへそぐらいの高さ
それがベストと言うよ
だから4箇所あるコーナーのうち
一箇所は鏡を貼るために
バーはつけない方がいい
その対面には今言った
1 M ぐらいの高さの
つまりおへそぐらいの高さのバーを
そしてその 鏡の角の方には
2本のバーを作り
小さい 子供用と
もう少し高い 大人用とを作れば
これで事足りる
バーの太さは あまり握ると良くないので
直径が 8 CM 近くがいいでしょう
バーは握りしめるものでなく
そっと添えるものだから
これで十分
子供には 握れなくて困るのかもしれないが
バーは握るものでないという発想から
それもこれでいい
私は作る時に
自分で 大きなドゥーイットユアセルフと言う
ようなところで
それを 買ってきてもらってつけた
とても安いので
稽古場の費用の軽減にとても役に立った
ゆかのことは以前にも言ったと思うが
今の時代は生木で床を作る人は
ほとんどいないでしょう
井桁に組んだ上にベニヤをひいて
その上にリノリウムを貼る
それが一番簡単な安い床で
丈夫な床の作り方だろう
鏡は前にも言ったが
床から30 CM は 一番ベスト
縦が180横が1 m 20ぐらいが一番安くて大きい鏡だったと思う
その鏡を必ず端から端まで
なぜなら ダンサーは鏡のないところに
行きたくないものだから
もし鏡をなかなかにつけると
外の方には人が行かない
そうすると空間の無駄になるから
必ずきちんと端までで鏡をつけた方がいい
それ以外の鏡はコーナーに
1面につけた鏡とは
対面にならないように
コーナーに1枚
はたまたもう一枚ぐらい
その逆のところにつけるといい
そしてどの鏡も 鏡と鏡とが
向き合わないようにすることが
とても大事である
私の稽古場は地下にできており
壁面はすべてコンクリートである
そのためにそこに鏡を貼っても
歪みができることは少なく
鏡と鏡の境目は あまりずれることがない
なおかつ地下というのは
夏涼しく冬暖かいという昔の井戸水のような
感覚の 温度であるから
いつもそれなりに寒くて
困ってしまうほどの寒さではない
平均17度を保っているのである
こういった意味で
稽古場を持っていることの効能や
そのサイズやその場所や
色々なことをよく考えて作ると
メリットは最大限にある